活動背景
2000年に介護保険が始まり、様々な事業者が「介護」という仕事を手掛けるようになってきました。多くの事業者が参入し業界が活性化してきたものの、中には認知症のケアについて誤った知識や見解をもとにケアをする事例も見受けられるようになってきました。多くの介護事業者に正しいケアについて広めることにより多くの認知症の人へ貢献したいと考えています。
また、業界全体で介護職の人数が足りない状況が続いています。それは、きつく、汚く、低賃金というイメージがむやみに広まり、特に若い人の業界離れが進んでいます。その結果、業界全体に暗い雰囲気が広まりこの業界で働いている人たちも元気がなくなってきていることに危惧しています。
さらに、この業界は事業所同士のつながりが意外と薄く、協力体制があまり築かれていない状況です。そのため介護報酬の適正化に力を発揮できなくなり、介護報酬が低く設定され、そのことが介護従事者不足を促進してしまっているといえます。
以上のことから、介護事業者の運営意欲も減衰し、「年をとっても安心して過ごせる」世の中の実現が難しくなることが予測される。それを防ぐために、以下の活動目的を掲げる。
活動目的
①
正しい認知症ケアの推進と普及
効果的な認知症ケアの実践をお互いに学びあうことで、それを普及し、多くの認知症の人へ寄与できるようにしていきましょう。
②
介護への負のイメージの払拭
介護の肯定的なイメージを発信しることで、次世代の介護の担い手になるべき若人に訴えかけていきましょう。
③
業界内の活性化
まずは介護労働者たちが仲間になり、元気になることをやっていきましょう。
④
事業所の協力体制の強化
事業所同士がそれぞれの事業の特性と個性を知り、そして理解し、地域での協力体制を築きましょう。
⑤
年をとっても安心して過ごせる世の中の実現
日本で暮らしていてよかったと思えるのには、老後がどれだけ幸せかに寄るものです。
認知症は誰しもがなってしまう可能性があります。
例え認知症になっても幸せに暮らすことができる世の中の実現を目指していきましょう。